ドライキャットフードの特徴

ドライキャットフードとは、【猫用総合栄養食】のことです。
猫ちゃんに与える様々な餌の中でも、最もバランス良く栄養がとれて、健康にはかかせません。
ここではドライキャットフードの特徴や選び方を、猫ちゃんの年齢ごとにご案内します。

子猫~老猫まで、猫ちゃんの一生を支える必需品

ドライキャットフードは、猫ちゃんの年齢に合わせて与える量や種類を変えましょう。

子猫用...約生後1ヶ月~12ヶ月まで

授乳期を終え、離乳食として食べ始めることができます。
顎の力がまだ弱く、歯が変え変わる時期なので生後40日くらいまでは、ふやかしたものを与えましょう。
子猫のうちは一度に沢山の量を食べることができないので、栄養価(代謝エネルギー)の高いものを選ぶのが良いです。

☆ポイント これから大きくなる猫ちゃんにとって、タンパク質や脂質、カルシウムが効率よく摂取でき、ビタミンで、免疫力を保つこともできます。

成猫用...約1歳~10歳くらい

1歳くらいになると、メスは避妊・オスは去勢をします。すると運動量が減ったり、過食になったりします。その為、子猫用だとカロリーが高すぎて、肥満になったり病気になる可能性があります。
動物性タンパク質やカルシウム、ビタミンも入っていて、カロリーが高すぎず脂質の低いものを選びましょう。また、毛玉を吐き出すようになるので、毛玉の形成を整える食物繊維が豊富な「毛玉ケア用キャットフード」も良いです。

☆ポイント ドライキャットフードなら、猫用缶詰などのウェットキャットフードと比べて食べごたえがあるため満腹感を感じやすいです。成長が止まり、これから身体が衰えていく猫ちゃんのため、スリムな体型と健康を維持しましょう。

老猫用...約10~18歳くらい

猫の10歳は人間の70歳くらいになります。この頃から顎の筋肉が衰えたり、代謝機能が低下します。その為、成猫用よりも更にカロリーの低いものにしてあげましょう。
また、猫ちゃんは食べられるけれども「穀類」などを上手く消化できないため、グレインフリーキャットフード(穀物不使用)や、なるべく「穀類」が少ないキャットフードを選ぶのも良いです。

☆ポイント ドライキャットフードであれば、顎の筋肉が弱った老猫でも、子猫の時の離乳食のようにふやかして与えることで栄養価を逃がさずに、摂取することができます。 健康を維持して長生きにつなげましょう。

キャットフードをあげる場合の注意点

ドライキャットフードは、年齢とは別に体重によって与える量が変わりますが、基本的に一種類のドライキャットフードを一日3~4回に分けて与えます。 その為、猫ちゃんによっては長い間ずっと同じキャットフードを食べていると、飽きてしまうこともあります。 また、災害時などで、いつも食べているキャットフードが手に入らなくなることもあります。

対策例

何種類か味・形状・匂いの違うキャットフードを食べさせて、好きな味を把握しておく。